ヘッジファンドの破綻について!

 このところヘッジファンドの破綻などというニュースがないような感じとなっていますが、実際は、以下のようなことが起こっており、実質的に破綻しているファンドはかなりの数に上るといわれています。

1)LTCM危機以降、ヘッジファンドの解約に制限つけられており、特に、金融市場の混乱時には、解約通知がきても、一定の期間、解約を猶予する期間(1年程度)が認められており、その条項に沿って、解約を停止や先延ばししている。

2)債券を投資対象とするヘッジファンドでは、投資していたABS、CMBS, CDOなどの流動化商品のほか、最近では、ハイイールド債券やエマージング債券なども現金化ができない場合には、売却して現金ができるまで解約金が払われないという条項が適用されて、解約が停止されている。

3)借入に関する担保不足が発生した場合には、貸し手、借り手相互に理解できる範囲内でのりスケジュールなどができるような契約をしているケースが多いこと。もちろん、レバレッジ自体にも制限がなされている。

 ヘッジファンドではありませんが、LBOファンドなどでは、ファンドの資産以外に追加担保を取ることもできないので、そのまま担保不足のままリスケジュールを認めるようなことも多いようです。日本でもバブル崩壊後に、金融機関が先延ばししたようなパターンでしょうか。

 解約が殺到しているのは、債券系運用をするヘッジファンドがメインであり、クレジットクランチの影響をもろに被っているということのようです。実際に、ベアスターズは、債券系のヘッジファンドに信用供与を多くしており、LTCM危機のときにも真っ先に破綻が懸念された先でしたが、今回も同じようなことが起こり、救済策ということになったようです。