日本は影響ないの?

 ある方から、「米国のサブプライム問題第3波ともいえる状況で、米国の投資銀行が消滅するという事態になっていますが、日本の銀行や証券会社は問題ないのですか?」という質問を受けました。

 私は、これからその影響がでてくる可能性が高いとみています。日本では、サブプライム関連の証券はすでに時価評価がなされて、評価損を計上していますが、今回大きな問題となったCDSとかCMBSなどの金融商品に関しては、邦銀ではまだ評価替えがまだされていない状況だということです。これらが、9月末の決算に影響を与えることが必至の状態ですので、どれくらいの影響があるかは今後の発表を待つしかありません。

 英国などのニュースソースによれば、日本の金融機関は、100兆円くらいの今回の金融危機で影響を受けている資産を保有しているという記事もあり、損失は数兆円規模で発生する可能性を否定できないという報道もなされています。

 また、世界的な円キャリートレードでも、もともとの資金の出し手は日本の3大銀行をいわれており、借り手の金融機関次第では、日本の銀行も損失を被っている可能性も否めません。すでに、ヨーロッパにも金融危機は飛び火しているようですし、長期投資という観点では、もう少し様子見をするのが正解かもしれませんね。