難しい状況!

 株式市場は難しい状況を迎えていると考えています。中国の成長も鈍化しており、しばらくは世界経済を牽引する国がなくなっている感じだからです。これまで日本経済は外需によって牽引されていましたが、円高と外需の停滞という2重苦に陥りそうです。
 エネルギー関連などで、革新的な技術革命などが起こるといいのですが、今のところは見当たりません。大恐慌の前には、航空産業、通信やテレビなどの大きな技術革新が萌芽した時代であり、次の世界の様相が想定できていました。現在の状況では、そのような革新的なことは起こりそうなく、次の時代の想定が難しくなっています。
 当面の間は、伸びきった糸が戻るように、世界経済の停滞が続く感じもしているので、株式相場にとっては、よくない時代の幕開けになる可能性もありそうです。過去の大恐慌のようなことになるリスクはありませんが、世界的な景気停滞と国家の債務問題などが足かせとなり、株式市場が長期に低迷する時代となりそうです。
 インフレも世界中に蔓延してきており、調整が長引くリスクもありそうです。目先で一番期待しているのは、アメリカ経済の戻りですが、これも時間がかかりそうです。リーマンショック前に、2500万人くらいがその日暮らしをしていたのが、現在は、4400万人を超えているという推計もあり、今後とも厳しい状況が続きそうです。
 厳しいシナリオの中でも、新興国経済の成長は続いており、インフレが収まってくれば、新興国も再びよくなってくる可能性もありそうです。特に、インド、インドネシアやブラジルには期待しています。
 このような情勢の中で、株式市場が低迷するということは、世界経済の低迷を意味することは間違いありませんね。