人間の業!

 立川談志師匠が亡くなりました。彼の主張は、落語は人間の業を語るものであるということでした。伝統を重視する落語協会と対立して独自の落語を展開していました。人間というものは、やってはいけないというようなことをやってしまうものであるというそれを面白くお話するのが彼の落語です。彼の落語の内容は、彼の破天荒な人生そのものでした。
 相場なんてものは、本当はやってはいけないものかもしれません。一度やり始めると中毒のような状態になることもあります。最近のFXブームなどはその典型かもしれません。某社の元会長がはまったのもよくわかります。それを取り戻そうとして、今後は、カジノにのめりこむなどという行動をしたのです。
 これが人間の業なのです。私は、もう30年近く相場をやっていますが、なんとか生き残ってこれたのは、人間の業にはまらないようにしたからかもしれません。どちかかといえば、事業としての相場であり、相場環境が悪いときなどにはお休みすることも大きいかもしれません。
 公営ギャンブルをやっている日本政府や地方公共団体で、サラ金にまで手を出してギャンブルをやることが悪いというのがあまりニュースにはなりません。また、違法であるパチンコまで問題化されていないというのはどういうことでしょうか?韓国では、パチンコは禁止になりました。競馬、競艇、競輪などのギャンブルを公的な機関がやっている日本というのは、ある意味、国民が人間の業にはまるように国家が仕組んでいるようなものです。
 結局、何事も自己責任ということになります。相場において人間の業にはまらないようにするということは、難しいのですが、どうすればいいかは、お酒の飲み方と同じという人もいるようです。相場に酔ってべろべろにならないように、自制できるような人でないと生き残っていくのは厳しいというのが現実かもしれませんね。