結局、どうにもならず・・・・

 ユーロ首脳会議が終了しました。財政面での規律に対する罰則規定はできましたが、それ以外については何も合意できなかったという感じがしています。ユーロ版IMFの創設なども検討されていますがまだまだ時間がかかりそうです。
 面白いのは、通貨統合をしていないイギリスが参加しないことになったことです。これからイギリスはあらゆる意味で、ユーロの枠組みを離れていこうとしているのかもしれません。為替レートに関しては、ポンドとユーロの連動性も低くなりつつあり、独自の政策をとれるほうがいいというメリットをイギリスが感じているのかもしれません。
 ユーロ問題よりも、気にかかったは、トヨタがGM化し始めているということかもしれません。為替レートで云々というよりも、大企業病にかかりつつある気がしています。プリウスが売れても、あまり商売にならないのか今季の経常利益予想を1800億円と当初予想より半減させています。
 コストを絞りに絞るというのがトヨタの手法でしたが、企業の人員のコストだけは絞ることができないことや限界に達しつつある傘下企業のコスト削減。必要の無い工場や大胆なリストラには踏み切れないでいる様子をみると大企業の苦悩が見え隠れしています。
 今後、電気自動車がメインになっていくとすれば、これまで培ったエンジン技術の大半は無用の長物になるといわれています。ブラウン管テレビの時代に覇者であったソニーが液晶などの薄型テレビ時代に敗者となっていった姿を想定させる部分もあります。
 航空業界の覇権も大きく変わりました。先月アメリカン航空のAMRがチャプター11を申請したのですが、アメリカでもLCCは快調のようです。ユーロもLCCを利用すると、2万円もあればユーロ域内を飛行機で回れるくらいまでにLCCの運送網が発達してきています。
 時代が移り変わってくると、大きな会社ほど変わりにくくなるのは、日本の現状と似たようなところがあるのかもしれませんね。