芸能プロダクションの非公開化!

 吉本興業については、数年前にMBOによって非公開化されています。ホリプロもMBOによる非公開化を発表しました。表向きは、事業環境などの変化による迅速な新規事業の立ち上げなどが想定されています。現状の吉本興業の株主の状況をみると、テレビ局との関係強化などを狙っているような気もします。
 吉本興業については、MBOからしばらくして、フジテレビや電通などのメディア関連企業が大株主になっており、創業家の出資関係はかなり減っています。吉本興業の創業者一族と暴力団との関係などが問題化する前に、非公開化されたという説もあるようです。
 今回のホリプロのMBOも、ひょっとしたら創業家からメディア関連企業への事業譲渡的なことが行われるのかもしれません。現在45%が創業者一族の持ち株会社である青春社が株式を保有しています。非公開後、数年して、これがメディア関係者に売却される可能性もあります。
 事業環境が厳しくなるということは理解できるのですが、非公開化によって、メディアとの関係強化や創業家としての事業売却まで想定されているのでしょうか。ホリプロは芸能プロダクションとしては、めずらしいタレントの給料制度を採用しています。なので、収益面では安定しているといわれています。今回のMBOの目的は何かと考えると、あまりに安い時価総額に業を煮やした創業家が上場の意味がないと考えた可能性もあります。
 潤沢な預金を持つ企業でもあるだけに、現在の時価総額90億円では上場している意味がないと考えているのかもしれません。海外進出をするのにあたって、非公開する意味はあまり感じられません。いずれにせよ、今のような全体的に低い株価では買収リスクとかに晒されるリスクも高いことを認識しているかもしれませんね。

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