マイナス金利の効果

銀行預金の金利がマイナスになることはないようですが、企業などへの貸し出し金利が下がる可能性はあるそうです。銀行が、預金者に対してマイナス金利を課すような事態になると、預金流出が進み、銀行自体の存在意義が問われるようになる可能性もあります。あくまで、日銀と銀行間でのマイナス金利の適用にとどまるというのが、ユーロやスイスの例をみてもあきらかなようです。

今後も、マイナス金利が下げられる可能性を残していることも、市場への影響が大きかった要因のひとつといわれています。量的緩和には、限界があるといわれていたので、日銀が採用したマイナス金利については、ある程度評価する向きもあるようです。とりあえず、米ドルは121円台まで円安になっています。しかしながら、株式市場に流れ込む資金の量については、不透明といわざるを得ない状況のようです。

また、マイナス金利の採用で、中国などの新興国へ資金が流れ込むかという点については、ほとんどないのではと想定されており、新興国が債務危機に晒されるリスクが回避されたわけではなく、ブラジルや中国の特別市の債務問題が発生すれば、世界中でリスクオフとなり、円高・株安の流れが続くと想定しています。

緊急措置としてのマイナス金利の採用は、当面の危機を乗り越えるための政策に過ぎないと考えたほうがよさそうです。

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