投資と企業と幸福論・・・

長期の投資家であるはっしゃん氏のブログを読んでいるとなるほどと思います。私も、ある程度の資産ができてからは、考え方が変わってきました。資産が増えるにつれて、自分の仕事が、社会のためになっているかという意識が強くなってきたらからです。まず、社会とはいっても、自分自身や自分の家族が最も身近な社会であり、従業員やお客様までという範囲で社会という感覚をもっと広げていけるようになるということかもしれません。

逆に、ホンダの創業者本田宗一郎さんが、若いころから、まだ中小企業であったホンダの社員に対して、「社会の皆さんのお役に立つために、自動車を作るのだ。」という発言をしていました。ところが、1970年代に、環境性能に対応したCVCCエンジンを開発した際には、社員に対して「環境規制のおかげで、TOYOTAや日産などの自動車メーカーと同じ土俵に立って、自動車が作れる。」というような発言をして、社員からこれまでの会社の方向性と違うというような話を聞いて、自分も年老いたのだと自覚、社長を辞任したという話があります。

ホンダという会社がどんどん大きくなるにつれて、同氏が、会社の従業員とかお客様とかだけでいいという社会から、自動車社会そのものの発展に尽くすという面が、抜け落ちていたことに気付いたということでしょうか。

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