夢の国か詐欺師の国か・・・・

ニュージーランドへ移住して、約6年が経過しようとしている。同国は、私にとって、とてもあっているいい国なのかもしれない。

今年2月に、イーストウィンド社という主に日本人向けに移住アドバイスのようなものをやっていた企業が破綻した。同社の社長が亡くなって、誰も引き継ぐものもおらず、家族がこの会社とその関連会社の破産申請をしたらしい。移住前から怪しげな会社だとは感じていた。日本人向けの預金を扱っていたからだ。通常、先進国においては個人からの預金の受け入れなどは、原則許可制となっているのに、同社のHPには堂々と金利x%で預金を預かりますのような宣伝があったからだ。同預金などで、2000人程度の被害者がいるらしい。大半が、日本の個人のようだ。

一度、この会社のトム〇〇という社長に会ったことがある。日本での話だが、2011年頃に彼のお客様でオークランドに所有しているマンションの処分に困っている方がいるので買ってくれないかという話であった。このときに、この社長と会った感じの印象は、可も不可もない感じの人であった。

通常、「詐欺」と呼ばれるものは、3つあると思っている。①最初から人を騙すように仕掛けるもの。②最初はそうではなかったが、事業などがうまくいかず詐欺のようなものに変質してしまうもの。③出資などを募って、賢明に努力していたがうまくいかず出資者などから「詐欺師」呼ばわりされるようなもの。私が感じていることは、彼自身の事業があまりうまくいっておらず、結果的に詐欺的商法を始めてしまった人かもしれないと思うことだ。

彼の会社のケースは、②に該当するような感じがしている。この会社が設立された1995年~2010年くらいまでは、ニュージーランドは労働ビザや永住権が先進国の中ではもっとも取りやすい国であったこともあり、事業としても順調だったのかもしれない。2011年以降、特に2015年以降は、労働ビザや永住権の取得が毎年のように厳しくなっており、同社のメインの商売がうまくいかなくなった可能性もあると思われる。また、日本からの預金の受け入れに関しても、2015年以降、マネーロンダリングによる規制がかなり厳しくなって、ポンジースキーム的な手法が機能不全に陥ったのが、本当の破綻要因かもしれない。

私が推察するに、この国での夢のような生活への期待を抱いて、こちらへ来る日本人が多かったのだろう。同社のような移住のアドバイスをする日系企業も乱立していたからだ。ここ数年、ニュージーランドの永住権を取得した日系人も、日本などへ帰国するケースがかなり増えている。家賃をはじめとするニュージーランドの物価がかなり高いことや、英語がある程度できないと日本食レストランなどで、最低賃金程度で働くしか選択肢がなく、あまりいい生活ができないことが主要因のようだ。

同社の被害者の掲示板などもあるので、このブログをみて同社の預金の被害などに気づいた方は、必要な手続きなどをしてほしい。この事件の背景などは、このブログをみると記載されている。

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